2026.06.26
「住まい探し」の前に、不安をなくすお手伝いを。
「住まい探し」の前に、不安をなくすお手伝いを。
今日、藤沢市住まい探し相談会に参加してきました。
今回担当したのは2組のご相談者。
どちらの方も「引っ越したい」というご相談でしたが、お話をじっくり伺うと、実際に困っていたのは住まいそのものではありませんでした。
一人は、ご家族とのコミュニケーションに悩み、「家を出たい」と考えていた89歳の女性。
もう一人は、隣室の騒音に悩み、「引っ越した方がいいのだろうか」と迷われていた65歳の女性でした。
どちらのケースも、住まい探しだけでは解決できない背景がありました。
だからこそ、私たち居住支援に携わる者は、「物件を紹介する」だけではなく、「一緒に整理する時間」を提供することが大切なのだと改めて感じました。
「不動産屋さんへ行く」のも大きなハードル
相談会を通して、もう一つ感じたことがあります。
知的障害のある方や高齢者、初めて一人で住まいを探す方にとっては、「不動産屋さんへ相談に行く」こと自体が、とても大きな不安なのです。
- 何を持って行けばいいの?
- どんなことを聞かれるの?
- 家賃ってどう決めるの?
- 上手に話せるかな…
そんな不安があると、最初の一歩が踏み出せません。
「はじめての住まい探し教室」を考えています
そこで現在、こんな企画ができないかと考えています。
「はじめての住まい探し教室」
対象は、知的障害のある方、ご家族、支援者の皆さん。
内容は、
- 住まい探しの流れ
- 不動産店ってどんなところ?
- どんなことを聞かれる?
- 希望条件のまとめ方
- 不動産店での相談を体験するロールプレイ
など、安心して住まい探しを始められる内容です。
実際に協力不動産店が参加し、「相談の練習」ができれば、「この不動産屋さんなら安心」と思えるきっかけにもなるでしょう。
居住支援は「住む前」から始まっている
住まいを紹介することも大切ですが、それ以前に「安心して相談できる環境」をつくることも、居住支援の大切な役割だと考えています。
今日の相談会でも、「相談できてよかった」「気持ちが整理できた」という声があったそうです。
住まい探しは、物件探しではなく、その人のこれからの暮らしを一緒に考えること。
そんな居住支援を、これからも地域の皆さんと一緒につくっていけたらと思います。


